首の症状

首の症状

ストレートネック(スマホ首)

首の骨には自然なカーブ(前弯)があります。
しかし、デスクワークでのパソコン作業、日常的にスマホを使う事が増えることにより、カーブが無くなり真っ直ぐになってしまいます。
ストレートネックが原因で全身に不調が出てくることがあります。

主な症状

猫背、肩こり、だるさ、頭痛、耳鳴り、めまい、自律神経失調症、眼精疲労、吐き気、手足の冷えなど様々な症状があります。
重症化すると腕や脚の痛みや痺れ、麻痺などが出てきます。
また脊椎のバランスが崩れることによる頸椎ヘルニアになる可能性もあります。

原因は?

パソコンやスマホを使っていると自然にうつむいた状態(猫背)になってしまいます。うつむいた状態が続くと首に大きな負担がかかり、頸椎のカーブが失われてきます。ただカーブが無くなるだけと甘く見ていると、重症化し二次的な障害が出てきます。 また誰でも日常生活の中で悪い姿勢や座り方を続けていることで起こることがあるので注意が必要です。

日常生活や仕事中など当たり前にしていた動作や姿勢が引き金になって起こりうるかも知れません。少しでも身体に痛みや違和感があれば猫背矯正など姿勢の改善を行う根本治療が効果的です。

頸椎ヘルニア

背骨をつなぐクッションの役割をしている椎間板が主に加齢変化により後方に飛び出すことによって起こります。 30~50歳代に多く、具体的な誘因なく発症します。 悪い姿勢での仕事やラグビーなどの強度な接触のあるスポーツなどが誘因になることもあります。

主な症状

首、肩、背中、前胸部に鈍く、響くような痛みが出ます。 神経が圧迫されるので、腕の痛み、だるさ、手の痺れ、むくみ、握力低下 、腕の筋肉の萎縮なども起こることがあります。 その他にも頭痛、目の奧の痛み、眼精疲労、目の充血、耳鳴り、めまい、 ふらつきなどがあるのも特徴です。

原因は?

椎間板などは加齢による変性で中にある髄核が脱出しやすくなります。 そこに、姿勢不良による負荷の蓄積、 外傷や急激な運動による負荷が加わることで症状が出ることがあります。 日常生活の中では重たい物を急に持ち上げたときなどに 発症することがあります。

スポーツによる外傷は、フォームの見直しやトレーニングを行い、外傷のリスクを下げることができます。 また、加齢や悪い姿勢によるものは姿勢矯正で正しい姿勢をとれるようにすることで発生率を下げることも可能です。